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50代・未経験からフォークリフトの仕事

2026.06.05 監修: 高司 浩(社会保険労務士)
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目次
  1. フォークリフト 50代からでも採用される?現場の実態
  2. まず知っておきたい:フォークリフトの資格制度
  3. フォークリフト作業員の収入はどのくらい?
  4. 未経験50代が仕事を始めるまでの流れ
  5. 50代・未経験が知っておくべきリアルな注意点
  6. まとめ

「50代でフォークリフトの仕事って、今からでもできるの?」「未経験でも採用してもらえるのか不安…」——そんな気持ちでこのページを開いたあなたに、できるだけ具体的にお伝えします。結論から言うと、50代・未経験からフォークリフトの仕事を始めることは十分に現実的です。ただし、知っておくべきことが几つかあります。順を追って説明します。

フォークリフト 50代からでも採用される?現場の実態

物流・倉庫業界は慢性的な人手不足が続いており、即戦力になれるフォークリフトオペレーターへの需要は年齢を問わず高い状況です。50代の応募者が「年齢で弾かれる」と心配するのは自然なことですが、現場では体力よりも「丁寧さ」「安全意識」「継続して働いてくれるか」が重視される傾向があります。

特に夜勤・早朝シフトや郊外の物流倉庫では、若い世代が集まりにくい分、40〜50代の安定志向の人材が歓迎されるケースも少なくありません。「体力より経験と信頼」を求める現場では、50代の落ち着きや責任感が強みになります。

50代が採用されやすい職場の特徴

まず知っておきたい:フォークリフトの資格制度

フォークリフトで荷物を運ぶには、法律で定められた資格が必要です。資格の正式名称は「フォークリフト運転技能講習」(最大荷重1トン以上の車両に適用)で、修了すると「技能講習修了証」が交付されます。1トン未満の小型フォークリフトは「特別教育」という別制度になります。

求人の多くは「最大荷重1トン以上」の車両を使う現場なので、技能講習の修了証を取得しておくと選択肢が大きく広がります。

講習時間は保有資格によって変わる

フォークリフト運転技能講習規程(昭和47年労働省告示第111号)により、受講時間は以下のように定められています。

保有資格・経験 講習時間
免除なし(資格・経験なし) 35時間(約5日)
普通自動車免許保有 31時間(約4日)
6か月以上の運転業務経験者 15時間
大型特殊免許保有、または普通免許+3か月以上の経験者 11時間(約2日)

普通自動車免許を持っている方がほとんどだと思いますので、多くの50代男性は31時間コース(約4日間)からスタートできます。資格取得のハードルは決して高くありません。

受講料の目安(例)

受講料は登録教習機関によって異なります。コマツ教習所の公表料金を例として挙げると、以下のとおりです(税込・テキスト代込)。

⚠これはコマツ教習所の公表料金の一例であり、全国の相場ではありません。受講先によって金額は異なります。また、派遣会社や雇用先が受講料を負担・補助してくれるケースもあるため、求人応募時に確認することをおすすめします。

フォークリフト作業員の収入はどのくらい?

収入面は多くの方が最も気になるポイントでしょう。公表データをもとに整理します。

正社員・一般労働者の場合

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、フォークリフト運転作業員の平均年収は470.1万円、時給換算で2,153円(一般労働者ベース)とされています。ハローワークの求人賃金では月額23.2万円という数字も出ています。

比較として、同じ物流系の職種を見ると次のとおりです。

職種 平均年収 ハローワーク求人賃金(月額)
フォークリフト運転作業員 470.1万円 23.2万円
倉庫作業員 406.5万円 22.7万円
ピッキング作業員 353.6万円 21.5万円

フォークリフトの資格があることで、同じ倉庫・物流系の仕事の中でも収入水準が高くなる傾向が数字にも表れています。

アルバイト・パートの場合

求人サイトが集計したアルバイト・パートの平均時給(中央値)では、フォークリフトは1,396円とされています(2026年7月21日更新データ)。同じ物流系の軽作業1,397円、倉庫内作業1,376円、ピッキング1,396円と比べても遜色ない水準です。

また、夜間(原則22時〜翌5時)に働く場合は、労働基準法第37条により2割5分以上の割増賃金が義務付けられています。時間外労働と重なる場合は合計5割以上の割増になります。夜勤シフトを選ぶことで収入を上積みしやすいのも、フォークリフト求人の特徴です。

未経験50代が仕事を始めるまでの流れ

「資格を取って→求人に応募する」という流れは単純ですが、順番を間違えると遠回りになります。以下のステップを参考にしてください。

ステップ1:普通自動車免許の有無を確認する

免許の有無で講習時間・費用が変わります。免許があれば31時間コースを選びましょう。

ステップ2:近くの登録教習機関を探す

コマツ教習所・日本フォークリフト学校・各都道府県の労働基準協会などが運営しています。受講スケジュールは機関によって異なるため、早めに予約を入れるのが安心です。

ステップ3:費用の補助制度を確認する

派遣会社によっては資格取得費用を全額または一部負担してくれる場合があります。また、ハローワークの「教育訓練給付制度」の対象となるケースもあるため、事前に確認しておくと出費を抑えられます(制度の適用可否は個人の要件によります)。

ステップ4:技能講習を修了し、修了証を受け取る

学科・実技の両方をこなして修了証を取得します。試験は難易度が高くなく、しっかり講習を受ければほとんどの方が修了できます(ただし「必ず合格できる」とは断言できません)。

ステップ5:求人に応募する

修了証を持った状態で求人に応募すると、採用担当者への印象が大きく変わります。「資格あり・即戦力」として評価されやすくなります。

50代・未経験が知っておくべきリアルな注意点

良い面だけをお伝えするのは誠実ではないので、正直にお伝えします。

まとめ

50代からの転職・新しい仕事へのチャレンジは、不安が大きいのは当然です。しかし、フォークリフトの資格は数日の講習で取得でき、取得後は長く使い続けられる国家資格(技能講習修了証)です。「今から始めても遅い」ということはありません。一歩踏み出す準備が整ったら、まず求人情報をチェックしてみてください。あなたの経験と落ち着きは、現場で必ず力になります。

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この記事の監修者
高司 浩 社会保険労務士・行政書士

社会保険労務士(登録番号13240309)・行政書士。労働条件・社会保険・雇用契約の専門家として、求人・働き方に関する記事の正確性を監修しています。

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