パチンコ店のバイトの仕事は、ホール内でお客様の対応や台まわりの作業をするホールスタッフが中心です。ほかに、景品カウンターやレジなどの持ち場があります。特別な資格は不要とする求人が多い一方、働ける年齢には法律上の決まりがあり、騒音・たばこの煙といった職場環境は店ごとに差があります。ここでは、仕事内容、働ける年齢、きついと言われる理由、受動喫煙のルール、応募前の確認点を整理します。
パチンコ店のバイトの主な仕事内容
パチンコ店は、風営法で「風俗営業」のうちぱちんこ屋などの遊技場営業(風営法第2条第1項第4号)に位置づけられています(風営法(e-Gov法令検索))。仕事内容は店ごとに違うため、以下は一般的な持ち場の例です。応募する店の求人票で、実際の担当を確認してください。
ホールスタッフ(フロア)
遊技台のまわりでの案内・補助、台の清掃、ホール内の巡回、お客様からの呼び出しへの対応などが主な業務です。未経験の人は、ここから始める求人が多くあります。
案内スタッフ・フロアリーダー
お客様への台の案内、クレーム対応、スタッフへの指示出しなど、接客や進行管理に近い業務です。経験を積んだスタッフが担当することが多い持ち場です。
カウンター(景品・両替など)
景品の受け渡しや両替の対応を行う持ち場です。風営法は、ぱちんこ屋に対して、現金や有価証券を賞品として提供することや、客に提供した賞品を買い取ることを禁じています(風営法 第23条第1項(e-Gov法令検索))。賞品の取り扱いにはこうしたルールがあるため、カウンター業務は手順を守って行う仕事です。
店長候補・幹部候補
スタッフの育成、売上管理、店舗運営を担う管理職寄りの求人です。経験や意欲を見る求人が中心です。
パチンコ店のバイトは何歳から?
風営法第22条は、風俗営業を営む者に次の行為を禁じています(e-Gov法令検索)。
- 営業所で、午後10時から翌日の午前6時までの時間に、18歳未満の者を客に接する業務に従事させること
- 18歳未満の者を営業所に客として立ち入らせること(パチンコ店の来店客としても18歳未満は入れません)
労働基準法第61条も、原則として満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間に使用してはならないと定めています(労働基準法(e-Gov法令検索))。パチンコ店は店ごとに募集条件が違いますが、高校生が応募できるかは、これらの規制と店の方針の両方で決まります。応募前に、求人票の年齢条件と勤務時間を確認してください。
パチンコ店のバイトはなぜ「きつい」と言われるのか
「きつい」「大変」と言われる理由は、主に次の4つです。感じ方は人や店によって違います。
立ち仕事・体力面
ホールスタッフはホール内を歩き回る立ち仕事が中心です。長いシフトでは足腰への負担を感じることがあります。
騒音
パチンコホールは遊技機の音が大きい環境です。耳栓などの対策が可能かは、店によって異なるため、面接で聞いておくと安心です。
たばこの煙(受動喫煙のルール)
2020年4月1日に改正健康増進法が全面施行され、多数の人が利用する施設は原則として屋内禁煙になりました(厚生労働省 なくそう!望まない受動喫煙。)。喫煙できるのは、基準を満たした喫煙室などに限られます。20歳未満の人は、従業員であっても喫煙エリアに立ち入れません(同サイト)。学校や病院などの特に配慮が必要な施設を除く、多数の人が利用する施設は「第二種施設」とされ、原則屋内禁煙です(厚生労働省 施行通知)。パチンコホールも、この多数の人が利用する施設にあたると考えられます。実際の喫煙室の設置状況や分煙の方法は店ごとに違うため、面接で職場の環境を確認してください。
お客様対応・クレーム
遊技の結果に不満を持つお客様への対応など、気を使う場面があります。対応方法や相談先が決まっているか、研修があるかは、応募前に聞いておきたい点です。
勤務時間と夜のシフト
風営法第13条は、風俗営業者は原則として午前0時から午前6時までの深夜は営業してはならないと定めています。ただし、都道府県の条例で特別の定めがある場合は例外があります(e-Gov法令検索)。そのため、パチンコ店は深夜営業の仕事ではなく、勤務は朝・昼・夜のシフトが中心になります。夜のシフトに入る場合、午後10時から午前5時の労働には、通常の賃金の25%以上の割増賃金が必要です(労働基準法第37条第4項)。
給与は求人票で確認する
パチンコ店のバイトの時給・給与は、店の所在地や勤務時間帯、持ち場で変わります。当社にはパチンコ店の給与を集計したデータがないため、この記事では金額の目安を載せていません。当社の掲載データ(キャバクラ・クラブなど夜系の男性スタッフ求人)はパチンコ店の給与ではなく、比較の参考にはなりません。応募する店の求人票で、時給・月給、昇給や手当の条件、夜間シフトの割増賃金の扱いを確認してください。なお、使用者は、働く事業場の所在地の地域別最低賃金額以上を支払う必要があります。
パチンコ店の求人を選ぶときのチェックポイント
- 持ち場と業務内容:ホール、カウンターなど、担当する仕事が具体的に書かれているか。
- 給与形態の内訳:月給・日給・時給の別、昇給・手当の条件。
- シフト・勤務時間帯:夜のシフトの有無、週何日から可能か。
- 研修・サポート体制:未経験者向けの研修があるか。
- 喫煙・分煙の環境:喫煙室の場所、ホール内の対策。
- 年齢条件:18歳以上か、勤務可能な時間帯の制限があるか。
- 交通費支給の有無
未経験から始める流れ
一般的な流れは次のとおりです(店舗・求人によって異なります)。
- 求人を探す:希望エリア・給与形態・持ち場で絞り込みます。
- 応募・面接:応募フォームや電話で連絡し、面接を受けます。服装・清潔感は印象に直結します。
- 採用・研修:採用後は店舗ルールや接客マナー、台まわりの基本などの研修が行われる求人があります。
- シフト開始:研修を経て、先輩スタッフのサポートを受けながら業務を覚えます。
- キャリアアップ:リーダーや店長候補への登用がある店もあります。
よくある質問
パチンコ店員の仕事内容は何をするの?
主な業務は、ホール内の巡回、台まわりの清掃、お客様の呼び出しへの対応や案内などです。景品カウンターや両替を担当する持ち場もあります。店舗の規模によって担当範囲が異なるため、求人票で業務内容を確認するとよいでしょう。
パチンコ店員バイトに資格や経験は必要?
特別な資格は不要とする求人が多く、業界未経験でも応募できる求人があります。接客の基本は入社後の研修で学ぶ形の求人もあるため、募集要項で確認してください。
パチンコ店員の給与は何で変わるの?
勤務する店舗の規模や立地、担当する業務の範囲、勤務時間帯によって変わります。夜間(午後10時から午前5時)の勤務には25%以上の割増賃金が必要です。リーダーや社員登用といったポジションに就くことでも待遇が変わります。
パチンコ店員はきついって本当?どんな点が大変?
騒音の多い環境での長時間の立ち仕事や、たばこの煙が気になる点がよく挙げられます。2020年4月1日から改正健康増進法で屋内は原則禁煙となり、喫煙は基準を満たした喫煙室などに限られます。対応は店ごとに違うため、面接で職場の環境を確認してください。
まとめ
パチンコ店のバイトは、ホールスタッフを中心に、カウンターなどの持ち場がある仕事です。18歳未満は客としても入店できず、夜間の勤務にも規制があるため、年齢条件と勤務時間の確認が欠かせません。騒音や喫煙環境は店ごとに差があるので、応募前に面接で聞いておきましょう。
給与の金額は店ごとに違うため、求人票で確認してください。自分の希望エリア・勤務時間・給与形態を整理して、条件に合う求人を比べてみてください。