警備員の夜勤(夜間警備)バイトで稼げるかどうかは、「時給・日給がいくらか」「深夜割増がどう付くか」「月に何日入るか」の3つで決まります。当社の掲載データ(2026年8月時点)では、施設警備の日給は9,000〜12,770円、月給は20万〜27.5万円、交通誘導の日給は6,500〜20,000円でした。このページでは、出勤日数ごとの月収の計算例、深夜割増の時間帯、注意点を整理します。
警備員バイトの時給・日給(掲載データ)
警備バイトの給与形態は「時給制」「日給制」「月給制」が混在しています。当社の掲載データ(2026年8月時点・給与記載のある178件の集計)をもとに、種別ごとの幅を示します。
| 警備種別 | 時給の目安 | 日給の目安 | 月給の目安 |
|---|---|---|---|
| 交通誘導警備 | 1,000〜2,000円 | 6,500〜20,000円 | 11万〜35万円 |
| 施設警備 | 1,000〜2,000円 | 9,000〜12,770円 | 20万〜27.5万円 |
| イベント・雑踏警備 | 1,120〜2,100円 | 9,000円(掲載1件) | 23万円(掲載1件) |
| その他警備 | 1,000〜2,000円 | 6,500〜25,340円 | 19万〜50万円 |
※この表は警備の種別ごとの掲載範囲で、昼勤と夜勤を分けた集計ではありません。夜勤だけの相場を示すものではなく、個々の求人の条件を保証するものでもありません。
深夜割増はいつからいつまで?
労働基準法では、午後10時から午前5時までの労働に、通常の賃金の25%以上の割増賃金を支払うと定めています(労働基準法 第37条(e-Gov法令検索))。たとえば勤務が午後10時から翌朝6時までの場合でも、割増の対象になるのは午後10時〜午前5時の部分です。午前5時以降の時間は、他の条件がなければ通常の時給で計算されます。
求人票の時給や日給に深夜割増が含まれているのか、別に加算されるのかは求人ごとに異なります。「深夜手当込み」「別途支給」の記載を確認してください。
夜勤シフトの月収の計算例
「日給×出勤日数」で月収を計算します。以下は、当社の掲載データの下限・上限を使った計算例で、実際の収入は求人条件・シフト・残業の有無で変わります。社会保険料や税金を引く前の金額です。
日給制の場合(掲載データの日給×出勤日数)
| 出勤日数 | 施設警備(日給9,000〜12,770円) | 交通誘導(日給6,500〜20,000円) |
|---|---|---|
| 月12日(週3日ペース) | 108,000〜153,240円 | 78,000〜240,000円 |
| 月16日(週4日ペース) | 144,000〜204,320円 | 104,000〜320,000円 |
| 月20日(週5日ペース) | 180,000〜255,400円 | 130,000〜400,000円 |
交通誘導は幅が大きく、上限に近い額になるのは条件の良い現場に限られます。下限と上限の差が大きいため、応募する求人の日給で計算してください。
時給制で深夜割増が別に付く場合の1回の勤務
午後10時〜翌朝6時の8時間拘束で、午前2時〜3時に無給の休憩を1時間取り、実働7時間という前提の計算例です。休憩は労働時間の途中に与える必要があります(労働基準法第34条。6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上)。この例では、22時〜2時の4時間と3時〜5時の2時間、合わせて6時間が深夜帯(22時〜5時)で、5時〜6時の1時間は通常の時間帯です。時給は割増前の金額で、深夜の6時間に25%を上乗せします。
| 割増前の時給 | 1回の勤務 | 月12日 | 月16日 | 月20日 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000円 | 8,500円 | 102,000円 | 136,000円 | 170,000円 |
| 2,000円 | 17,000円 | 204,000円 | 272,000円 | 340,000円 |
計算式は「時給×6時間×1.25+時給×1時間」です(時給1,000円なら1,000×6×1.25+1,000×1=8,500円)。休憩は労働時間の途中に与えるのが原則(労働基準法第34条)で、休憩を取る時刻によって深夜帯の実働時間が変わり、金額も変わります。シフトの休憩位置を確認してください。時給に割増がすでに含まれている求人なら、1.25倍にはなりません。
月給制の場合
施設警備の月給は、当社の掲載データで20万〜27.5万円の求人が確認されています。月給制でも、夜勤の回数・残業・手当の内訳で手取りは変わるため、基本給と手当を分けて確認してください。
夜勤バイトのメリット
- 深夜割増が付く:22時〜翌5時の労働には25%以上の割増が必要です。
- 日払い・週払いの求人がある:当社の掲載294件のうち、日払いの記載が29件、週払いの記載が33件でした。
- 未経験可の求人が多い:294件のうち217件に「未経験可」の記載があります。
- 昼間の時間を使える:夜勤専従なら、昼間に別の用事や休養に充てられます。
夜勤バイトのデメリット・注意点
- 生活リズムが崩れやすい:夜型に慣れるまで、睡眠が不規則になることがあります。
- 屋外の夜勤は寒さ・暑さの影響を受ける:交通誘導など屋外の業務は、防寒・暑さ対策が必要です。
- 一人で勤務する現場がある:夜間の施設警備では、一人で巡回・監視する現場もあります。
- 日給制は休むと収入が減る:出勤日数がそのまま収入に影響します。
- 18歳未満は警備員になれません:警備業法で定められています。
求人の選び方
① 日払い・週払いの条件を確認する
受け取れる日、手数料の有無、振込のタイミングを確認します。
② 夜勤専従か、昼夜混合かを確認する
夜勤専従は深夜帯の勤務が多くなります。昼夜混合は生活リズムを保ちやすい面があります。
③ 割増の扱いと休憩・仮眠を確認する
深夜割増が時給に含まれているか、休憩や仮眠が何時間か、仮眠時間の賃金の扱いはどうかを確認します。仮眠の扱いは、施設警備の夜勤の記事で詳しく説明しています。
④ 勤務地の範囲を広げる
当社の掲載データでは、東京・大阪・兵庫・愛知・神奈川が掲載数の上位5地域でした。居住地周辺の求人が少なければ、通える範囲の隣接エリアも見てみてください。
よくある質問
警備員の夜勤バイトは未経験でもできますか?
当社の掲載データでは、294件中217件に未経験可の記載があります。警備員は採用後に新任教育(一般の警備員は基本教育と業務別教育を合わせて20時間以上)を受けます。18歳以上であることも条件です。
警備員の夜勤バイトの給料は何で変わりますか?
警備の種別、勤務地、出勤日数、深夜帯の勤務時間で変わります。深夜割増は22時〜翌5時の部分に付くため、勤務時間のうち何時間が深夜帯に入るかで金額が変わります。
警備員の夜勤バイトはきつい仕事ですか?
現場によります。施設警備は巡回・監視が中心の現場が多い一方、夜間勤務が続くため睡眠の管理が課題になります。交通誘導は屋外で立つ時間が長く、気温の影響を受けます。
警備員の夜勤バイトに資格は必要ですか?
当社の掲載データでは、未経験可の求人が多数あります。警備業務検定などの資格が必要かは、職種や配置先で異なるため、求人票で確認してください。
まとめ
- 当社の掲載データでは、施設警備の日給は9,000〜12,770円、月給は20万〜27.5万円、交通誘導の日給は6,500〜20,000円です(昼夜を分けない集計)。
- 深夜割増は22時〜翌5時の部分に25%以上。求人の金額に含まれるかは確認が必要です。
- 日給×出勤日数で計算すると、施設警備は月16日で約14.4万〜20.4万円になります。
- 294件中217件が未経験可、日払いは29件、週払いは33件でした。
求人を比べるときは、日給や時給の金額だけでなく、割増の扱い、休憩・仮眠、出勤日数を合わせて計算してみてください。